盗難車ランキング上位5位は全部がトヨタ! 狙われやすい理由とは? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■盗難にあったクルマの台数トップ5はすべてトヨタ車

■被害に遭うクルマは海外で人気の車種が多い

■被害を最小限に抑えるために保険を見直すべき

海外からの注目が高い車種は盗難も急増している

 「駐車場に行ったら自分のクルマがない!」という状況になる車両盗難は、クルマに乗っていてもっともショックな出来事の1つである。では「どんなクルマが盗難に遭いやすいか?」を日本損害保険協会や自動車工業会、警察庁などが取り組む「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」が発表した、2019年に盗難台数が多かった5台と1000台あたりの盗難率をもとに紹介しよう。

1位 トヨタ・プリウス  793台(1000台あたりの盗難率0.4)

2位 トヨタ・ランドクルーザー 654台(同2.7)

3位 トヨタ・ハイエース&レジアスエース 368台(同0.4)

4位 レクサスLS  272台(同3.1)

5位 トヨタ・アルファード 261台(同0.4)

 とトヨタ車が上位5台を独占した。

 ではなぜ泥棒のトヨタ車人気が高いのかと言えば、上位5台のトヨタ車はとくに海外での需要が多いからである。

 盗難されたクルマがどうなるかというと、足が付かないよう解体されてパーツとして国内外で動くことが多く、解体されたパーツが海外で再度組み立てられ、再びクルマの形になって販売されることもある。という背景もあり、盗難車ランキング上位5台は人気のトヨタ車、そのなかでもとくに海外での需要が多いクルマが並び、単純といえば単純な海外も含めたトヨタ車人気の象徴ともいえる。


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