ランクルの異例の4年待ちにディーラーも困惑! 「待ちきれずにキャンセル」「申し込み金ゼロ」は可能なのか販売店を直撃した (2/2ページ)

異例の納期に販売店側も困惑

ランドクルーザーの納期は際立って長いため、注文を頂いた車両の生産計画や納期が確定する前なら、お客様のご希望を優先させる必要がある。単純に気が変わってキャンセルするのは勘弁して欲しいが、転勤などは仕方がない。その際にはキャンセルに応じるし、支払って頂いた申し込み金も返却する」。

 常識で考えて、納期が4年以上というのは長すぎる。生産の直前になったら話は変わるが、長々と待たされている段階であれば、キャンセルが生じるのは仕方ない。顧客に直接応対する販売店としては、異例の納期に困惑している様子だった。

 このように納期の極端な遅延は、ユーザーにも、販売店にも、迷惑を掛けてしまう。ランドクルーザーの納期遅延は、新型コロナウイルスの影響ではなく生産計画によるものだから、回避することも可能であった。要は日本でランドクルーザーを購入する人達と販売現場を、メーカーがどのように考えているのか、という問題だ。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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