【試乗】単なる高級SUVにあらず! レクサスLXは市街地からガチオフロードまで圧倒的な使い勝手だった (1/3ページ)

【試乗】単なる高級SUVにあらず! レクサスLXは市街地からガチオフロードまで圧倒的な使い勝手だった

この記事をまとめると

■レクサス「LX600」「LX600オフロード」「LX600エグゼクティブ」の3モデルが登場

■狭いコンビニの駐車場の出し入れなどでも特段の不便を感じる事が無い

■オフロードコースでも快適性を損なわずに走れるのはさすが

「LX600」「LX600オフロード」「LX600エグゼクティブ」の3モデルを一気試乗

 レクサスLX 600およびLX600オフロード、そしてLX600 エグゼクティブの3モデルが登場した。今回その3モデルに試乗する機会を得たのでリポートをしよう 。

 まず標準グレードのLX600は20インチタイヤを装着。エンジンは3.5リッターV6ツインターボにD4Sヘッドを持つハイパワーエンジンである。 これまで設定のあったV8エンジンは廃止され、3.5リッターV6ツインターボのみの設定となっている 。またトランスミッションには10速のフルオートマチックが採用され、これも新規採用となっている。

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レクサス「LX600」「LX600オフロード」「LX600エグゼクティブ」の3モデルが登場画像はこちら

 プラットフォームとして大型の鉄製ラダーフレームを新開発。フロントにダブルウイッシュボーンサスペンション、リヤはリジッドアクスルという組み合わせで、これらは3モデルともに共通している部分である。

 まずはエグゼクティブグレードを一般道および高速道路で試乗してみる。エグゼクティブはその名のとおり内装が非常に豪華な仕立てだ。とくに後席のユーティリティを際立たせている。4人乗りのシートレイアウトはとくに助手席後側がVIP席となっていて、フルリクライニング機構に電動オットマンなど航空機のファーストクラス並みの楽な姿勢を取れるばかりでなく、後席左右個別に専用の大型モニターがリヤシートエンターテイメントシステムとして備わり、走行中でも画面で楽しむことができる。またVIP席にはリラックスモードと呼ばれるフルリクライニングのポジション設定がされているが、これはオフロードなどの悪路を走っても最も快適に過ごせる位置に定められているという。

LX600エクゼクティブのリヤシート画像はこちら

 走り始めてすぐに気がつくのはその圧倒的な静かさと質感の高さである。まさにレクサスクオリティと呼ぶに相応しい静かで快適な室内空間が保たれている。タイヤが2回転するだけで、その質感の高さを感じ取ることができた。 V6エンジンの振動はほとんど感じられず、また遮音や防振が完璧にされていて、キャビンは極めて静かに保たれている。 徐々に速度を上げて一般道へ走り出すと路面がフラットで綺麗に整備された場所ではまさにレクサス車として相応しい乗り味だ。

LX600エグゼクティブの走行シーン画像はこちら

 一方路面の段差や凸凹、アンジュレーションまたは継ぎ目などのある部分を通過するとフロントサスペンションは非常にうまくそれらを「いなし」快適さを保っているが、リヤサスペンションがその部分に乗り上げるとリジットアクスルらしい動きが感じられてしまう。それは同じシャシーを持つ新型ランドクルーザーでも感じられたことだが、レクサスブランドとなってもその特性を完全に防ぐことが出来ていないようである。ただ防振や遮音性には優れているのでリヤアクスルの バネ下の重さを感じるのは主にドライバーで、助手席や後席に乗っているパッセンジャーはそれほど大きな違和感を感じることはない。今回はスプリングやスタビライザー、またダンパーも含めてランドクルーザーとはセッティングが異なっていて、LX600はレクサス専用のチューニングを開発初期段階から導入しているという。

LX600はレクサス専用のチューニングを開発初期段階から導入画像はこちら

 たとえばフロントはスタビライザーが細く、リヤはスタビライザーが装備されていない。その代わりにリヤにはショックアブソーバーでコンベンショナルなコイルスプリングのほかに高圧側低圧側に個別の特性を持つガスばねが装備されていて、油圧式のダンパーと合わせて細かく制御されている。これにより乗り心地と操縦安定性の両立を図っているという。

 センタートランスファーはオーソドックスな機械式で前後トルク配分は50対50で固定されている。そのせいか直進安定性はすこぶる高く、外乱に対する安定性も高まっている。

レクサスLX600の直線走行シーン画像はこちら

 高速道路区間では非常に快適でライントレース性も高く、またレーンキープアシスタントの作動も的確だ。ステアリングセンターはしっかりと 重みがあって手応えを感じることができ、 微小舵に対する応答性も確か。レクサスの提唱するドライビングシグネチャーを最も感じ取れる領域となっている。この辺は特に入念に作り込まれた部分で、レクサスの車名を名乗る上でランドクルーザーとは一線を画すような高速直進安定性を待たされている。

 一方、コーナー区間ではややボディのロールが大きく感じられる。リアスタビライザーが廃されたこと、またスプリングレートが若干ソフトな傾向であることも相まって乗り心地 を優先させるようなセッティングであるということができる。

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