実際乗ってりゃモテた謎時代があったのだ! 歴代最強デートカーを考えたら候補に挙がった6台とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■デートカーといえば「ソアラ」「プレリュード」が2トップだった

■人気車種に乗ってるだけでモテて彼女が彼氏を自慢するツールにもなっていた

■平成になるとボディスタイルよりユーティリティが重視された

クルマを持つことがステータスだった

 デートカーという呼び名が流行ったこと、みなさま覚えてらっしゃるかと。1980年代後半から90年代に入るころ、国内では2ドアクーペでちょっとイカしたデザインだったりすると「デートカー」扱いされていたものです。

 ホットドッグプレスやポパイといった(モテたい若者が血眼で読む)雑誌が特集するなど、一世を風靡したといっても過言ではないでしょう。

 ほかにもスペシャリティカーやハイソ(サエティ)カーといった流行りはあったものの、女の子まで巻き込む牽引力はデートカーの比ではなかったようです。そんな歴代デートカーをご紹介しながら、最強モデルとやらを考えてみましょう。

1)2代目トヨタ・ソアラ「美魔女とデートなら一択」

 どこのメディアでもデートカーといえば筆頭にあがるのが、この2代目ソアラか2代目プレリュードでしょう。いずれも2代目というのがキモで、初代はスペシャリティカー寄りという理由でしょう。

 とにかく、この2代目はデラックス(これもデートカー同様に死語かも)なインテリアや、「パーソナルクーペ」を名乗ったCMなど老若男女にウケました。

 ソアラに乗ってさえいれば「どうにかなる」ほどで、生意気な女子大生なんかは「彼氏のクルマ? ソアラに決まってんじゃん」などとほざく始末。

 今となっては旧車マニアからの熱い支持でもって高騰中。もしかすると団塊世代の美魔女あたりから「乗せてェ~」とモテてしまうかもしれません。

2)2代目ホンダ・プレリュード「逆ナン上等ラブマシーン」

 当時としては目新しかったリトラクタブルヘッドライトや、低いボンネットラインなど、スタイリングがじつに「ナンパ」だった2代目プレリュード。

 前奏曲という車名の由来をどう捻じ曲げたのか「前戯って意味なんだぜ」などとゲスな笑いを浮かべていた青年もいましたっけ。

 また、運転席から助手席をリクライニングできたこともデートカーらしいポイントですが、シートを倒すタイミングなどは難しかったでしょうね。

 失敗すれば、いきなり倒されて「なにすんのよ、バカ!」とせっかくのデートも台無しでしょう。

 一方で、スマートなスタイリングからなのか、女性ユーザーがわりと多かったのも事実。すると、団塊世代の金余りパトロン女性から「乗ってきなさいョ」の逆ナンもあり得ますよね。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
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