俺たちのマーチには「バカッ速」も「オープン」も「ワゴン」もあった! マーチの変わり種派生車17選 (2/2ページ)

ニスモやオーテックのバカッ速モデルもあった

ラフィート

 3代目マーチ初の派生モデルとして登場したのは、オーテックジャパンが手掛けたラフィートというモデルで、個性と上質さをウリとしていた。

日産マーチ ラフィート(K12)の走行写真

12SR/15SR-A

 オーテックジャパンが手掛けるホットモデルとしてリリースされた12SRは、排気量こそベース車と同じながら、エンジン内部にまで手掛けたられた本気仕様で、足まわりなども専用チューンとなるリトルホットハッチに仕上がっていた。

日産マーチ 12SR(K12)の走行写真

 2005年8月のマイナーチェンジ時には、12SRと同じエアロパーツや専用足まわりなどを備えつつ、トルクフルな1.5リッターエンジンとエクストロニックCVTのパワートレインとした15SR-Aも追加されている。

日産マーチ 15SR-A(K12)のフロントスタイリング

マイクラC+C

 欧州で2005年から販売されていたクーペカブリオレモデルの「マイクラC+C」を輸入車として2008年1月から2500台限定で販売をスタート。

日産マイクラC+Cのフロントスタイリング

 法規対応以外は基本的に英国使用のままとなっており、車名もマーチではなくマイクラで、搭載エンジンも日本仕様には存在しない1.6リッター。ウインカーレバーも右ハンドルでありながら左側に備わるなど、輸入車感マシマシとなっていた。

日産マイクラC+Cのインパネまわり

ニスモ

 2013年6月のマイナーチェンジ時に発表され、同年12月から販売が開始されたニスモは、パワートレインはベース車のまま、エアロや足まわり、ホイールなどを備えた「NISMO」と、通常のラインアップには存在しない1.5リッターエンジンと5速MTを換装した「NISMO S」の2種類を設定。

日産マーチNISMO S(K13)のフロントスタイリング

 どちらもタイから半完成車状態で輸入されたベース車をオーテックジャパンで架装するという手の込んだ方法が採られていた。

ボレロ A30

 オーテックジャパン30周年記念車として2016年4月に発表された「ボレロ A30」は、2代目マーチから脈々とラインアップされ続けてきたオーテックジャパンが手掛ける代表作のひとつであるボレロをベースに、専用のワイドボディや1.6リッターのチューニングエンジンなど特別架装を施したもの。

日産マーチ ボレロA30(K13)のフロントスタイリング

 30台限定で356.4万円とマーチとしては高額であったものの、特別架装のほとんどは熟練の職人による手作業となっており、実質部品代だけしか上乗せされていないと言われるほどのバーゲンセールだった。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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