ホンダeはなくなっても「0(ゼロ)」シリーズが来る! 2026年より市販化予定の新時代EVシリーズのサルーンとMPVのコンセプトモデルを世界初公開 (2/2ページ)

ホンダの新時代を象徴すべく「H」マークも刷新

 新たなEVアプローチと5つのコアバリューの体現するモデルとして、ホンダが提案するコンセプトモデルが、今回公開された「サルーン」と「スペースハブ」だ。

 サルーンは、ホンダ0シリーズのフラッグシップモデルであり、EV専用アーキテクチャーにより、デザインの自由度を拡張し、EV時代におけるホンダのM・M思想を昇華させたコンセプトカー。ひと目見て他との違いを感じさせる低全高でスポーティなスタイルは、その魅惑的なデザインだけでなく、外観からは想像できないほどの広い室内空間を両立。

 インパネはシンプルで直線的な操作が可能なHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を採用し、洗練されたシームレスなUI(ユーザー・インターフェース)を実現している。爽快な視界と直感的な操作が可能なUIにより、ドライバーの感性に共鳴する楽しいドライビング体験の提供を目指す。

 さらにステア・バイ・ワイヤの採用に加え、ホンダ独自のロボティクス技術で培った姿勢制御などのモーションマネジメントシステムをさらに進化させることで、さまざまな走行シーンにおいて、ドライバーの思い通りのコントロールの実現を目指し、ホンダ0シリーズのフラッグシップとして、EV時代の究極の「操る喜び」を追求。内外装にサステナブルマテリアルを採用することで、ユーザーや環境との共鳴を呼ぶ、独創的なモデルを目指している。

 スペースハブは、ホンダ0シリーズの共通デザイン言語のもと、「人々の暮らしの拡張」を提供することをテーマに開発されたMPVのコンセプトモデル。広々とした空間と見晴らしのよい視界を実現し、「ユーザーの『やりたい』に即座に応えるフレキシブルな空間を備えるスペースハブが、人と人、人と社会をつなぐハブとなり共鳴を生み出す」という思いが込められている。

 なお、これらホンダ0シリーズには、新たな「H」マークが装着されることになる。現在の「H」マークは1981年に改訂されて以降、その歴史を積み重ねてきたものであるが、次世代のEVを新たに開発するにあたって、「H」マークを新たにデザインすることで、変革への思いを示すとともに、原点を超え、挑戦と進化を絶えず追い求めるホンダの企業姿勢を表現する。

 2040年、ホンダの販売するすべての四輪車は、今回発表された新「H」マークを装着した次世代EVのホンダ0シリーズとなっているかもしれない。


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