33年首位のカローラを破ったコンパクトカーも! 21世紀の始まり「平成13年」誕生のクルマ4選 (2/2ページ)

プロパイロットに繋がる技術がこの年にデビュー

3)日産シーマ(4代目)

 セドリック&グロリアベースの上級車であるシーマの4代目モデルは、パワフルな4.5リッターV8エンジンを搭載するなどし、ビッグセダンでありながらドライバーズカーに振ったキャラクターを持っていた。

 さらにそれ以上にインパクトが強かったのは今では当たり前になった先行車追従型のアダプティブクルーズコントロールに、高速道路などで限定的な作動ながらカメラで車線を読みドライバーのハンドル操作をサポートするレーンキープサポートシステムが採用されたことだ。4代目シーマのレーンキープサポートは夢の自動運転への大きな第一歩であり、この点だけで4代目シーマは歴史に残るクルマと言える。

4)ホンダ・フィット(初代)

 当時ホンダがラインアップしていたコンパクトカーであるロゴの後継車として登場したフィットは、燃料タンクを中央に置くという画期的なアイデアを核にした広いスペースを持つ「これ1台で何でもできるコンパクトカー」というコンセプトで開発された。

 初代フィットは広さだけでなく燃費の良さ、内外装の明るい雰囲気に加え低価格という武器も備えた「そりゃ売れるだろう」というコンパクトカーに仕上がっており、大ヒットを飛ばした。このコンセプトはさすがに登場から18年が経つ2019年になると飽きのような部分を感じつつもあるが、現行型となる3代目モデルまで継続され堅調に売れ続けているという正しいもので、フィットはシビック、アコード、CR-Vに続くホンダの柱となる1台にまで成長した。


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