【試乗】東京-北海道を2000km走破! 三菱デリカD:5は唯一無二の最強マルチカーだった (2/2ページ)

流石は4WDの三菱! 雪道などものともしない発進&加速

 いよいよフェリーに乗り、北海道に上陸。待望の雪道走行だ。駆動を切り替えるダイヤルを2WDから4WDへと回し、圧雪路へと入る。今どきのスタッドレスの実力もあり、当たり前のように普通に走行可能だ。発進加速であえてアクセルをガバッと踏み込んでも、さすがは三菱の4WD! ディーゼルの大トルクを4つのタイヤに存分に伝えてグイグイと加速していく。

 ほどなく走ると、ほぼ轍のないフカフカの新雪が積もったワインディングのような細い道に踏み込んだ。しかも結構な上り勾配だ。そこでダイヤルをLOCKにし、あえて停車状態からスタートを試みる。経験上、各輪の接地状態、雪の状態が大きく異なるようなこうした道の場合、発進時にタイヤの結構な空転を伴いながら登っていくだろう、と予想していた。だがLOCKにしたデリカD:5は、シッカリと前へとトラクションがかかり、路面の状態によって左右にステアリングがとられながら力強く進んでいく。このあたりの走破性はミニバンという感覚ではなくクロカン四駆のそれだ。

 しかも走行した道は、雪も含めて相当なギャップやアンジュレーションがあり、走行性能云々以前に、たとえば普通のミニバンであったなら、フロントバンパー下やボディ下部を擦る可能性が高い道。当然大切にしている愛車であれば、走行を断念するだろう。だがデリカD:5はそんなことを気にする必要もない、最低地上高、アプローチアングル、デパーチャーアングルによって、軽々と走ることができた。

 総走行距離2000kmにも及ぶロングランであったので、後席での移動もじっくり試してみた。ほどにソフトなシートの感触は長距離走行で過不足なく、移動中にノートPCで仕事をすることも十分に可能。荷物の量を別にすれば、大人6人乗車で東京-北海道の往復をしても不満がないであろうことが確認できた。つまり多人数乗車ミニバンとしての機能は必要十分だということだ。

 さて、今回のデリカD:5によるロングツーリングでは、前述のとおり相当な距離を走行した。そのなかで特筆すべきは燃料代だ。やはり日本における、ガソリンに比べた軽油価格の安さは素直に嬉しい。基本的に日本の公道のほとんどを躊躇せずに走行できるデリカD:5の走行性能と合わせ、燃料代の安さは、気軽にクルマで出かけようという気持ちにさせてくれる。この唯一無二の性能こそがデリカD:5の魅力だ。


石田貴臣 ISHIDA TAKAOMI

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