「伊藤さんのシーマ」に憧れる女子って最高じゃないか! ギャップ萌え必至な「個性派国産旧車」5選  (1/2ページ)

この記事をまとめると

■女性でも楽しめる旧車をピックアップ

■バブル期に作られたクルマは今のクルマにはない雰囲気がある

■旧車といえども結構な数が売れた国産車なので思い切って愛車にするのも手だ

今のクルマにはない雰囲気がたまらない旧車をピックアップ!

 流行の移り変わりが激しい現代においては、1台のクルマを何十年も長く乗り続ける人は少なくなっていると感じます。そんな時代だからこそ、女優の伊藤かずえさんがSNSに投稿した愛車は、一躍注目を集めることとなったのでしょう。その愛車とは、1988年にデビューし、当時「シーマ現象」と呼ばれるほど人気を博したラグジュアリーセダン、日産シーマでした。伊藤さんは1台のシーマを30年もの長い間、大事に大事に乗り続けてきたのです。その注目度にすぐさま反応した日産は、伊藤さんの愛車を預かり、レストアすることを発表。約半年という時間をかけ、見事に復元して見せたのでした。

 復元した愛車のお披露目も行われ、その姿はピカピカに生まれ変わって、もとからシーマが持つ品格とただならぬ存在感を放っており、上品な伊藤さんの雰囲気によく似合っていましたね。それを見て、最近のクルマにはあまりときめかない女性たちも、「いいな」と旧車に憧れを持ったという話もちらほら聞こえてきました。そこで今回は、伊藤さんに続け! ということで、女性が乗るのにおすすめな旧車を探してみたいと思います。

 1台目は、同じ日産車でぜひチェックして欲しいのが、90年代のフェアレディZ。Z32型と言って4代目モデルにあたり、今見てもバブルの残り香がまだまだプンプンと香るゴージャスな印象の強いスポーツカーです。

 最新モデルよりもロー&ワイドなボディが特徴的で、今ではふたり乗りのスポーツカーとなっているZも、この時代は後席のある2+2シーターもラインアップされていました。そこが女性におすすめのポイントでもあって、バッグや上着をちょっと置いておけるスペースがあったり、友達とどこかへ出かけることが多い女性には、いざという時に4人乗れるのが便利なんですよね。

 3リッターのV6エンジンはとてもパワフルで豪快。でも、ふだんの街乗りではそれほど扱いにくいこともなく、バブル時代ならではの走りが楽しめます。ただ、燃費はよくないのでアシとして乗るのではなく、休日しか乗らないような環境の方がおすすめです。

 2台目は、同じくバブルの香りプンプンで今のクルマにはないラグジュアリー感が魅力的なトヨタ・ソアラ。1991年から販売されていた3代目あたりがおすすめです。このモデルから、北米などではレクサスSCとして販売されることになっただけあって、流麗なクーペスタイルが目を引きます。

 でも最新のクーペのようにボリューム満点のボディではなく、どこかスマートなのが女性に似合う理由かもしれません。そして、2ドアなのに5人乗りというのも珍しいところ。全長が4860mm、全幅が1790mmあるので室内は見た目よりゆったりしているのです。

 それでも、最初回転半径は5.4mという小まわり性能の良さが嬉しいですね。2.5リッターの直6ツインターボ、3リッターの直6という、今ではなかなか見つけられないパワートレインが醸し出す走りも、今のうちに味わっておきたいところです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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