メガーヌの足は固いけれど角のないハードさがいいね
今回はルノースポールとアルピーヌだ。どちらも峠賛歌には登場済みだけど、同時に取り上げてはいなかったので、同じエンジンを積むFFとMRを乗り比べたら面白そう、ということで、編集部はこの2台を選んだらしい。
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まずメガーヌRSは、世界1976台限定のウルティム。2023年春に発売されたルノースポール最後のモデルだ。エンジンは最高出力が300馬力、最大トルクはMTが400N・m、今回のDCTが420N・m。どちらも、サーキット走行を重視したハードなセッティングのシャシーカップ仕様だ。
なんだけど、突き上げがとんがってないから、道のよくない峠みたいなところでも、乗り心地はぜんぜん苦じゃない。ダンパーは可変じゃないけど、内部にバンプストッパー代わりの2次ダンパーを入れて、しなやかさを出してる。
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そして、なんといってもこのクルマ最大の武器が4WSの4コントロール。昔の4WSっていうと、リヤの剛性が頼りなく感じるようなものも多かったけど、いまどきのはよくできてるよ。ちょっと強引にコーナリングしてもグイグイ曲がってくれて、運転が上手くなったように思わせてくれるほど。
しかもこの4コントロール、レースモードでは位相切り替えの速度が60km/hから100km/hに引き上げられるから、街乗りから高速サーキットまで対応する。FFや4WDで攻めるなら、こういう出来のいい4WSは付いててほしい装備だね。
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もちろん、エンジンもいい。ベースは日産でも使ってる1.8リッターなんだけど、300馬力ものハイチューンなのに実用域のトルクも十分で、ナーバスさはない。エキゾーストノートも気もちいいしね。
ルノーのクルマづくりの上手さを感じるクルマだよ。腕利きのテストドライバーがいて、その意見をちゃんと聞く上層部がいるんだろうな、きっと。
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こんなに完成度の高いメガーヌRSだけど、ウルティムはまだ在庫があるらしい。高額な点もネックかもしれないけど、カスタムパーツが日本車みたいに豊富じゃないのも理由かな、ってオレは思うんだよね。クルマをイジりたい人が多いからね、日本やアジアは。そういうユーザーは、シビックタイプRとかを選ぶんだろうな。
でも、カスタマイズやチューニングには興味なくて、ツルシのままでも上質な走りを楽しめるクルマを探しているなら、きっと満足できるクルマだよ。