スポーツモデル=MTの時代は終わった! あえてATを勧めたいクルマとそれでもMTで乗るべきクルマ (3/3ページ)

エンジンとの相性によっても変わってくる

●1500cc以上

 1500cc以上になるとATが設定されるクルマは排気量の大きさや過給機を持つことによりトルクも太いので、ATとの相性は問題なくどちらでもいいというクルマがほとんどだ。その中でAT、MTどちらかを勧めるクルマを挙げていきたい。

・MTを勧めたい

 トヨタ86&スバルBRZは6速ATのできはよく、速さも姉妹誌CARトップで行う筑波サーキット(1周約2km)でのテストでも、プロドライバーが乗ってMTの1秒落ち程度のタイムと申し分ない。しかし、速さもほどほどでドライバーが自分で積極的に操ることも楽しみのひとつである86&BRZのコンセプトを考えると、失敗するリスクもスキルを挙げる過程と考えてMTを勧めたい。

・ATを勧めたい

 3.7リッターV6NAエンジンを搭載する日産フェアレディZは、7速ATとの相性が非常にいいのに対し、6速MTはシフトフィールがあまりよくないのに加え、排気量が大きいためMTで乗るとトルクが太すぎる感もあり、ギヤチェンジがそれほど面白くないこともありATを勧めたい。

 ジャンルとしてATを勧めたいのが日産GT-Rに代表されるスーパーカーだ。GT-Rも含めMTのあるスーパーカーはほとんどないが、現在のスーパーカーはレーシングカーのように速くなり、プロドライバーですらMTではギヤチェンジが追い付かいないことがあるほど。ATの進化も考えるとポルシェ911GT3のようにMTがあっても、よほどのスキルや強い覚悟がない限りATを勧めたい。

 このように現代のスポーツモデルのトランスミッションは基本的に好きなほうを選ぶのが正解といえる。ATが進んでいるのは事実だが、MTには失敗のリスクも含めた自分で操作する楽しみというかけがえのないメリットもあるので、このあたりは自分の使い方や好みに合った方を熟考して選んでほしい。


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