マツダの新世代SUV「CX-30」が満を持して日本市場デビュー! 239万2500円から (2/3ページ)

マツダ3同様にスカイアクティブX搭載グレードもあり!

 そして、基本的なメカニズムを共有するモデルも、CX-3がBセグメントのデミオ(現マツダ2)、CX-5がDセグメントのアテンザ(現マツダ6)なのに対し、CX-30はCセグメントに属する新型マツダ3。この点においてもCX-30は「CX-3とCX-5の間」にキレイに収まっている。

 従ってCX-30もマツダ3と同じく、新世代の車両構造技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」を採用。サスペンションはフロントがストラット式、リヤがトーションビーム式を踏襲する。

 CX-30はマツダ3ファストバックに対しホイールベースが70mm短く、全高が100mm高く、車重がは40〜60kg重くなっているものの、ロールの量を適度に許容しつつもスピードは抑えることにより、リニアで意のままに操れる走りを実現した、としている。

 日本仕様に設定されるエンジンは、2Lガソリンと1.8Lディーゼル、そしてマツダ3に続き設定されるSPCCI(火花点火制御圧縮着火)ガソリンエンジン「スカイアクティブX」の3種類。トランスミッションは、2LガソリンとスカイアクティブXが6速ATと6速MTから選べるのに対し、1.8Lディーゼルは6速ATのみ。駆動方式はいずれもFFと電子制御4WD「i-ACTIV AWD」から選択可能だ。

 なお、この「i-ACTIV AWD」には、オフロードなどでスタックした際に空転した車輪へブレーキをかけ、トラクションを確保する「オフロード・トラクション・アシスト」を新たに採用している。

 エクステリアもマツダ3に続き、日本の伝統的な美意識「引き算の美学」に基づいた新世代「魂動デザイン」を採用している。ただしボディ下部にクラッディングを装着し、SUVらしい力強さとクーペライクなフォルム、そして“過不足ない”室内空間を両立しているのは、CX-30ならではの美点だろう。

 ボディカラーはマツダ全体のイメージカラー「ソウルレッドクリスタルメタリック」、マツダ3ファストバックで初採用された「ポリメタルグレーメタリック」をはじめとする全8色構成となっている。

 インテリアも“引き算の美学”に基づき、シンプルかつ洗練され、かつ身体に不自然な負担が掛かりにくい、水平基調のデザインを踏襲するが、インパネ天面やアームレストの色をインパネ中央〜下部のブラックと違えているのが大きなポイントだ。


遠藤正賢 ENDO MASAKATSU

自動車・業界ジャーナリスト/編集

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