中身はマジもんスポーツ! それでも奥様にバレない「隠れ狼」的「瀬戸際」ファミリーモデル5選 (1/2ページ)

クルマ好きパパが納得できるクルマを現役ママが指南!

 ずっと好きなクルマに乗ってきた男性にとって、家庭をもったり子供が生まれたりして、いちばん困るのはファミリーカーへの買い替えを迫られてしまうことではないでしょうか。奥様からすれば、「子供が生まれるというのに、ドアが2枚のスポーツカーに乗ってるなんて」とか、「AT車じゃないと私が運転できないでしょ」という言い分があると思います。ぶっちゃけ、できればミニバンに買い替えてほしいという気持ちが本音のはず。でも男性だってそこでハイそうですか、と好きなクルマをすんなりと諦められるものではないですよね。

 それならば。ミニバンじゃなくても、家族で乗って不便のないクルマを提案してみてはいかがでしょうか。どうしてもMT車に乗りたい人は、2ドアでも後席がちゃんと座れたり、4ドアのモデルだってあります。奥様がATじゃなきゃダメだというなら、せめてATでもとんがったスーパースポーツカーに乗ってしまうのもいいかも。今回はそんな、これなら奥様を説得できるMT車&スーパースポーツカーをご紹介したいと思います。

1)ホンダ・シビック

 1台目は、8月5日に発表され、先行受注がスタートした新型ホンダ・シビック。現行モデルはちょっとガンダム系のヤンチャなデザインでしたが、新型はまるでクーペのように美しく、大人っぽいプレミアムなデザインに大変身していますよね。

 これ絶対、女性ウケがいいと思うんです。まだガソリンモデルのみで、のちのちハイブリッドモデルも登場しそうですが、嬉しいのは6速MTモデルがあることです。プロトタイプに試乗しましたが、1.5リッターターボエンジンはパワフルで伸びが良くとても気持ちのいい走り。

 後席やラゲッジも広いので、ファミリーで大満足できるクルマになっていると思いました。タイプRが出るまで待つのもひとつの手ですが、こちらは装備モリモリの「EX」で353万9800円と、お値段も控えめ。先進安全装備のHonda SENSINGが標準装備というのも、奥様を説得しやすいですね。

2)トヨタ GRヤリス

 2台目は、2ドアですがギリギリ、ファミリーでも使えそうなMT車といえば、トヨタのGRヤリス。WRCで闘うために生まれたクルマだけに、走りは骨太でコントローラブル。音も勇しくて、街中だってラリーのリエゾン気分で走れる楽しい1台です。

 奥様を説得するポイントとしては、なんとGRヤリスはサブスクのKINTOにも設定されているんですね。しかも、GRヤリス モリゾウセレクションという特別仕様。なにが違うかというと、ウインドウシールドガラスにモリゾウのサインが入ったり、サスペンションが専用カラー塗装だったりという見た目だけでなく、レース現場で培った進化をソフトウェアのアップデートという形で、随時反映してくれるというのです。KINTOならではの「売ってからがスタート」という考え方だそうで、そうした付加価値を継続的に提供してくれるとのこと。

 さらに、奥様としては車両に関わる保険やメンテナンスなど、駐車場代とガソリン代以外の経費がすべてコミコミで、月々5万4340円~となっているので、毎月の家計が見積もりやすいというメリットがあるんですね。3年という期間限定ではありますが、コストを気にする奥様には相談してみる価値ありだと思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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