お金はない! 買い物にも使う! でも楽しみたい! ウソのようなワガママを網羅するクルマが探してみたら7台もあった (2/2ページ)

100万円以下でも国産車と輸入車が選び放題!

 4台目は、こちらも現在フィット1.5チャレンジというレースが開催されている、ホンダ・フィットRS。コンパクトクラスとしては室内空間が広く、ややアップライトな運転ポジションとはなるものの、FFスポーツの楽しさは十分。スポーツモデルなのに実用性もしっかり手に入るモデルなので、ファミリーで乗るのにもオススメです。

 先代まではRSが存在したので、中古車市場では幅広い年式のモデルが出回っていますが、狙い目は2012年式程度の2代目フィットRS。すでに社外品が装着されたまま売られているケースも多く、価格が50万円前後と手頃なのですぐに走りを楽しめると思います。

 5台目は輸入車から。ゴルフの影に隠れてややマニアックな存在となっていますが、ひとまわりコンパクトなポロにも存在したフォルクスワーゲン・ポロGTI。少数ですがMTモデルが選べる、熱い走りが楽しめるスポーツモデルです。

 フロントグリルに入った赤いラインと、キラリ輝く「GTI」エンブレムがさりげなく闘志を燃やしているようですね。1.8リッターターボ+6速MTなので、どんなところでもパワフル。ガッシリとした剛性感で、コンパクトクラスとは思えない上質なスポーツ感覚が味わえます。中古車市場では2006年式くらいのモデルなら50万円程度、2016年式くらいなら180万円程度という相場です。

 6台目はルノー直系のモータースポーツ部門であるルノー・スポールが手をかけ、ガチなスポーツモデルでありながらコンパクトサイズで街乗りにも便利な、ルノー・ルーテシアR.S.。最新モデルは1.6リッターターボ+6速EDCになったのですが、2代目モデルなら2リッター+6速MTがあります。アルミホイールからチラリと覗くブレンボキャリパーが、いかにも走りそうな雰囲気。

 吹き上がりの気持ちいいエンジンや、カチッとしたペダルの操作感もテンションをアップしてくれます。中古車市場では、2010年式くらいが140万円前後となっています。

 7台目は、ただでさえ「ゴーカートフィーリング」が代名詞となっているMINI。MINIのスポーツモデルというと、どうしてもジョン・クーパー・ワークスが浮かびますが、そこまでいかなくてもクーパーやクーパーSでも十分、スポーティな走りが楽しめます。見た目は女性からも人気のあるキュートなデザインながら、その硬派でヤンチャな走りとのギャップに、すっかりハマってしまう人も多数です。

 アフターパーツがたくさん出ているので、外観も走りも自分好みにいじっていけるのがまた、魅力的ですよね。中古車市場では、2010年式〜2014年式くらいのクーパーやクーパーSで、6速MTモデルが150万円前後となっています。

 ということで、新車で買ったら多くが300万円以上となってしまうスポーツモデルでも、チョイ古モデルなら150万円くらいの予算で手に入ります。いつもの道が、きっと特別な時間になること間違いなし。ぜひ、チェックしてみて欲しいと思います。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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